復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 13-3話感想

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第13-3話感想

13話のあさひ訪問は、Web版小説にはない(おそらく書籍版にはある)シーンのコミカライズと思われる。
あさひのアレなところを象徴する場面ではあるのだけど、正直いって、主人公の学習能力のなさを感じさせる部分でもあったりする。

どうやら、こんな強烈な体験を過去にしているらしい。
でも、だったらどうしてそれを忘れ、再びあさひに関わろうとしているのか?
前の話でチェルシーさんに「それでも幼なじみだから」と言ってるけど「それでも」ってどういうこと?
それとも、小さい頃から近くにいた者なら、たとえどんなやばいサイコ野郎で周囲に被害を撒き散らす人でも助けなくちゃいけないと考えてる?
それはそれで、主人公も一種の病気ではないかと思うのだけど。

なんとなく、日本で主人公があさひの被害を受け続けた理由がわかる気がした。
つきまとわれたって言ってるけど、たぶん、主人公も拒否することなく、なんとなく流されてきた面があるのはおそらく間違いない。

——

Web小説にありがちなのに、意図的に主人公の危機意識を異様に低く描き、事件を起こしやすくするのがある。
そういうのは読者に気づかせないよう嫌味なくやるのがセンスというものだけど、たいていのWeb小説作家は、これを隠しもしないで露骨にやってしまい、違和感を覚える読者は、それが鼻についたところで画面を閉じる事になる。

本作は人気作で事実なかなかに面白いのだけど、この主人公の病的な危機意識の低さが全体にあらわれていて、しかもそれを周囲も、なおざり程度にしか咎めない傾向がある。
作品自体のレベルが高いがゆえにものすごく気になってしまう。
本作の一番の問題だ。

これを反面教師として、自分は同じ間違いをしないようにしたいものだ。

まさか?

80年代に大好きだった同人サークルの人と同じサークル名と似たペンネームを発見。
ジャンルもモモ……同じだ。

まさかとは思うけど、ちょっと問い合わせをしてみる。

いや。
たぶんないと思うけど、あの頃買った同人誌の続きがちょっときになるのですよ。

とりあえず、リンク追加かな。

亜人ちゃんは語りたい・公式サイトは以下。

亜人ちゃんは語りたい・公式サイト

あ、書籍五巻出てるんですな。

うちはアマゾンなんで、以下は電子版購入リンク(1-4)

Kindleストアリンクはこっちでいいのかな?

Kindleストア:亜人ちゃんは語りたい

「カリオストロは面白い。だがルパンではない」当時も今も思う。同意

http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20060623

当時よく言われた事。
「ルパンはあくまで悪人であって正義の味方ではない。これは『面白い宮崎アニメ」であってルパンではない。敢えてそうだと言ったとしても異色作であって本流ではない」

まったくその通り。
宮崎氏にも勿論言い分があるわけで「ルパンのような主人公は昔はともかく、もう時代にあわない」という発言を20世紀にしている。つまりその事に対する回答がカリ城という事らしい。本人はまさかルパンが続くなんて想像もしてなかったという発言をしているし、今また作るなら車に乗らない、銃なんか持たないルパンがいいかな、などとも言っている。そして実際、名前を隠して描かれた第二期の最後のルパンは銃も撃たず車にも乗らない。

(ちなみにこの時、リアルタイムで見ていた私はこのルパンに非常に不満だったのを覚えている。銃も使わず車にも乗らない事にも不満だったが、言い方が悪いがライターの自慰を見せられているような不愉快さがあった。あとで宮崎駿と知って2重の意味で納得した)

(基本的に宮崎ルパンはよくできていて安定度も高い傑作が多い。だが、そもそもそれは宮崎アニメとしての完成度であって『ルパン三世』としての流れの中では異端作である。大変よくできたオフィシャル公認の二次創作(ただし主人公まわりのキャラクタ大幅変造済)なのだ。
 カリ城をはじめて見た時に首をかしげた事を私はよく覚えている。どうして彼はいつもの車に乗っていないのか。愛用のワルサーP38もろくに使えず、おひとよしでものわかりのいいおっさんに徹しているのか。もちろんクラリスに優しいのは物語上わかるが、ルパンは優しい事はあっても甘い人間ではないはずだ。
 いや、そもそもそれ以前にこのおっさん本当にルパンなのか?次元がルパンと呼んでいるからそうなのだろうと思ったが、はじめて見た時は偽物なんじゃないかとずっと思っていた。
 理由は簡単。彼はあくまで宮崎ルパンであり、旧シリーズを再放送で見て育ったガキの私にとり、「ちっともルパンらしくないなんか怪しい男」だったからだ)

この頃の発言からもわかるように氏はルパンに関わるつもりはもうないだろうし、そして関わらせるべきでもない。まぁそれ以前にシリーズ自体が既に終わってると思うけど。

余談だが、原作無視してその主人公や世界観をぶっ壊してしまうのは現在落ち目真っ逆さまのハリウッドの手法でもある。そして原作者に大変失礼な行為で、ある種の若いファンが作り出す俺様二次創作の世界だが、それを堂々と商業作品でやるのはいかがなものか。
ゲド戦記の時もそうだったではないか。あれは正しくは宮崎氏でなくその息子氏なのだが問題の根は同じ。「これはゲド戦記の登場人物を使った同人映画」と原作者に言われる状況が全てを物語っている。氏が作ればああはならなかったのかもしれないが、別の面で大いに問題になったのは予想に難くない。宮崎駿は自分の裡に固有の世界を持つタイプの作り手なので、他人の固有世界であるゲド戦記などをまともに描けないと思う。あくまで「宮崎駿解釈」になる。それはよくも悪くもおそらく事実で、息子氏も彼なりにそれに則って作ったはずだ。
しかし、優れたオリジナル作品を作る素晴らしい力があるのだから、そういう自分なりの演出はオリジナルでやればいいのに……どうして稚拙な二次創作じみた原作破壊をわざわざやるのか。甚だ不可解と言うしかない。
カリオストロの時代には氏自体は未だ無名だった、というのはわかるが、だったらちゃんと後の発言やTVシリーズで修正する事だってできたはずだが実際にやったのは真逆の事だ。自分でも後でやりすぎたと発言した旨の記事も読んだ事があるが、それでも結局、あのルパンとは到底思えないお人好しのおじさんが宮崎駿氏の脳内ルパンなのだろう。
私が言うまでもなく、それはとんでもない原作破壊である。そうしたから売れたのだという意見があるかもしれないが、原作者のモンキーパンチ氏に「売れたからいいだろ」なんて不遜な事を言えるのかと私は言いたい。
こんな酷い原作無視を本当にモンキーパンチ氏は承認していたのだろうか?
たとえ契約上そんな権限がモンキーパンチ氏になかったとしても、ここまで露骨な原作ぶちこわしは原作者に頭をさげるべき事ではないのか?
自分の作品なのに「ルパンはそんな事しない!」とまで苦情を言われたという氏が当時認めていたとはちょっと思えないのだが、そのあたりはどうなんだろう?

確かに宮崎氏は巨匠ではない。世間でそう言われているが、ご本人自身は単に好きな作品を作り続けたいだけの人だったのだと思う。むしろ、もし好きな作品を自由に作り続けられるならば、変な色がついて色々言われてしまう名声なんていらないタイプの人なのではないか。才能とか名声とかはむしろ二次的なものだ。ご本人の言葉を見てもアニメに対する愛が伺える。この人は純粋にアニメーション作品に魅せられてやってきたのだ。そして(私個人の琴線にはひっかからないものが大多数だが客観的には)素晴らしい傑作を今も作り続けている。
反面、ルパン三世は元々劇画のアニメ化だ。そもそも氏と折り合えるわけのない作風だったわけで、1番最初のここからそもそも間違っているのだが、なまじ氏に才覚があったものだから氏のやりかたで再構成してしまった。
 宮崎氏はこのルパンの例でわかるように作品に対する意識がとても強い。それは素晴らしい事なのだけど、なんで他人様の作品を、他人様のキャラをオレオレ仕様に勝手に書き換えて憚らないのか。創作者のはしくれとして、私には彼の神経がどうにも理解できない。

はっきり言わせてもらおう。
宮崎駿という人物が日本アニメに与えた影響は大きい。確かに大きい。
だが個人的には、大変失礼ながら宮崎駿なぞ存在せずともよかったのだと思う。
もちろんそれは大きな変化を伴うだろう。
ナウシカなど一連の傑作が一切存在せず、ハイジなどが少し別の形になったかもしれないのは寂しい事だ。日本アニメの進化の流れ自体がある時代から大きく変わってしまうのも事実だろう。

だが、原作を元に描かれている作品で原作無視する連中なんて花開かずに消えてくれたほうがよかった。
売れればいいじゃん、なんて名の元にどれだけの原作者に今まで嫌な思いをさせてきたのか。どれだけの作家が自分の作品ぶっ壊されて泣いてきたのか。
宮崎氏本人はもちろんそんな事考えてもいなかったかもしれないが、原作ありきの作品なのに原作無視して突っ走る、なんて前例をひとつ作ってしまったのはまぎれもない彼なのだ。

なんともやりきれない。

 ——

今でも覚えている。
最初に見たルパンが何だったのかは覚えてない。だが最も強烈に印象づけられたのは間違いなく旧シリーズの第一話だ。あのカーレースの奴である。もちろん再放送。たぶん二期始まりの前にその流れで再放送したものだと思う。

当時まだ小さかった私にとり、初期の旧ルパンは決してやさしい内容ではなかった。だが「なんかよくわからないが異様にかっこいい奴」と一発で気に入ってしまった。中には子供心に何とか理解できる話もあったし、何よりも胸をすくような話も多かった。命を狙われたルパンが窮地を脱するあたりなんぞ、子供が見ても充分面白かったし、不二子に足をすくわれ、きっちりやり返すルパンも好きだった。すげえぞこいつ、と。
そう。ある意味ルパンは私にとり、人生ではじめて出会ったピカレスクヒーローだったのだろう。オープニングもエンディングもガキむけのそれとは全然違っていた。とにかくめちゃめちゃに格好よかったんだ。母親は盛大に眉をしかめたものだが、私は喜んで見ていた。

だから、私は余計に宮崎ルパンが許せなかったのだろう。第一期の終盤に関わっていたのは後で知ったが、第一期の終盤のルパンというと、私はいつも終盤のルパンは面白くないので見てないのだ。あの頃の私もそうだし今も面白いとは全く思えない。
でもまぁ、確かに宮崎氏本来の作風や才能を思えば向いてないわな。こういう主人公や作品を氏は根本的に嫌うだろう。
今ならそんな、向かない仕事をわざわざしなくてもいい。氏のためにもルパンのためにもいい事だと思う。