【後漢流離譚ネタバレ】 ツンがデレになったのはいつごろなのか?

【後漢流離譚ネタバレ】主に千早関係ネタバレです。
彼女関係の話の考察みたいなものですから。


馬超と千早が結びついていったのは、いつごろなのか?

まず、千早の初登場は第十三話『馬一族』だけど、この時点の馬超は無頼の一匹狼で、全くデレていない。
二十一話『馬孟起』で、果敢に食いついてきて馬に上達していく千早に少しこころひかれ、馬術や弓を自ら教えるようになり。
二十九話『武威の冬』(この時点で千早、漂着から一年半らしい事がセリフから伺える。涼州の冬の寒さにも慣れたと)では、ついに乗馬は馬超に追いすがり、戦えないまでも戦場にお供できるまでになってきている。そして馬超の信頼も厚くなっていき。
三十二話『家族』で馬超の死んだ婚約者の話も出て、衝突があり……そして完全に和解。以降、馬超との心も急速に近づき、千早は心置きなく完全に馬家の一員になっていく。

そして最終的には馬超と組んで戦場で曹操を馬から射落とすほどの成長ぶりを遂げたわけだけど、もうこの時点では完全に比翼連理だか夫婦剣状態だったわけだから、千早の心の問題はそれ以前。

この件でとても印象的なのは、四十二話。やよいとの邂逅ですかね。

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やよいとの出会いで、はじめて自分以外の仲間がこちらにいる事を知った千早。
もちろん全メンバー中で最も遅かった。
(いおり・あずさ組は曹操軍の情報として、特に劉備軍にいるらしいメンツの情報は掴んでいたし、律子はこの頃情報が途絶えているものの死んでない事はわかっており、亜美真美とも連絡がついていたのだから)

よりによって、千早が最後……。
いやたぶん、この四十二話あたりでは作者さん、ほぼ帰す気なかったんだろうなと。

なぜなら。
千早をなんの問題もなく無事返したいなら、誰とでもいいから真っ先に合流しなきゃならなかったんですよね。本来。
特に、孤立無援状態で現地の人に、しかも、客人でなく家族の一員として受け入れられるという状態だけは、絶対に避けるべきだった
『家族』というキーワードは、如月千早という人の心を大きく動かしてしまうのだから。
でも、本作では千早は合流どころか、他メンバーの生存を知ったのでさえ一番後だったわけで。

まぁ、あれだ。
やよいたちが再会するか、情報が得られるのが二十九話以前だったら、千早はやよいたちに即時合流とはいかないまでも、円満に馬家と別れる事になったんだと思うのです。
でも、それは成る事はなくて。
そして二十九話以降はおそらく、たとえ仲間の情報が得られたとしても、馬家の方が千早を手放すのに難色を示すだろうって状態になりはじめて。
そんで三十二話で決定的に千早の心も馬家に落ち着く方向になっていった……と、そんなところですかね。

ちなみに別視点として、千早の「仲間探し」がある。

十三話時点の会話やモノローグからすると、拾われて可愛がられている事に強い恩義を感じ、さらに馬超パパに娘同然に溺愛されている事に首をかしげつつも、仲間を探して旅立ちたいと考えている。
二十一話でもほとんど同様だけれども、自衛のための戦闘力もなく旅立つ事について馬超に警告を受け、本格的に馬や弓を学ぶことを選択する。ただしこの中には馬超の挑発じみた忠告にアグレッシヴに対抗する意図もあったと思われる。
そして二十九話では戦闘に参加せずとも馬超の馬術に追いすがり、戦闘にお供できるようになっている。この時点ですでに一人旅できるだけのスキルを会得しているのだけど、すでに千早の意識は旅立つことより、馬家での自分の立場の方に目がいくようになっている。実際、ここで誰か権力者が自分を名指しで探している事を示す情報が出てきて、しかもおそらく誰かがこの時代に来ている事にも気づいているらしい描写があるのに、それでも千早は馬超たちとの関係の方を優先した。
そしてこの頃には馬超の事が非常に気になり始めている場面もあり、明らかに馬家側への心の比重が大きくなっている
(また、この頃の別陣営の描写として、涼州の歌姫なる存在が何者かを曹操陣営が確定させようとしているが、間者が消されてしまってなかなか情報が集まらない事が語られている。これは上の情報発見と明らかに関係があるだろう。実際、馬超が本話でやっていたのは間諜つぶしであり、少なくとも馬超にそれを教えた者は、千早を探る者たちの行動を察知していた可能性が高い)
三十二話では、もう完全に意識が馬家寄りになってしまっている。仲間探しの意識もないわけではないが、情報を待つ方向だろう。
これは、曹操軍で活躍する事で間接的に情報をといういおり・あずさ組に近い面もあるが、決定的に違う面もある。つまり、いおりたちはせいぜい個人レベルで絆される程度に収まっているのに対して、千早は帰還をそもそも想定せず、このまま完全に馬家の一員となっていく方向だからだ。

くりかえすが、如月千早という人間にとって「家族」というキーワードはとても重い意味をもつ。
そして、もともと大陸系の民族は一家、一族という概念が強いが、砂漠や荒野の民は特にその概念が強いという。
まぁ、今まで見たアイマス×三国志モノで馬家と千早を組ませるものが多かったのは本作の影響という向きもあるが、そういう側面もあるのではないか、とも考えている。

ちなみに余談なんですが。
カードキャプターさくらの時にも思ったんですけど……ええそう、名前のこと。

結婚したからって無理に苗字が変わる必要はないけど、国際結婚でパートナーの環境にあわせた現地名をもつというのはよくある事だと思うんですよね。
だから、もしCCSでさくらと李君が結婚したら、さくらは李櫻花 (さくら)とかになるんじゃって話をしてたんですが。
(該当記事 ここ)

じゃあ、馬家にお嫁入りした千早の場合はどうなる?
うーん……。

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