突然の停止があるかもしれません

まいど、hachikunです。
今回は停電によるサーバ停止の可能性のお知らせです。

私のところは今回の地震の被災地ではありませんが、東電の区域内です。よって東電の電力不足により停電となった場合、電力事情復帰までサーバを停止する可能性があるかもしれません。

その際はすみませんが、よろしくお願いいたします。

「突然の停止があるかもしれません」への23件のフィードバック

  1. とりあえず、連絡が通じにくいので、適当にツイッターで発信しときます。

    福島の原発の退避範囲が20KMになりました。
    あまり考えたくありませんが、投稿されてる動画を見ると、少なくとも水素-酸素爆発っぽいものがおきてる模様(午後3時の状態だから、現在はどうなってるんだか)。

  2. やはり水素-酸素爆発だった。が、東電は廃炉覚悟で海水注入を決定したようだ。
    ・・・福島が高濃度放射能汚染で失陥するよりはマシか。
    ぎりぎりの選択だったが・・・・しかし、実行面はどうなったか?果たして・・・?

  3. 一号機は海水注入中(冷却はしたが、高圧注水系が使いにくく、低圧注水系はダウン中で、なかなか難しいらしい)。
    三号機が新たに過熱、処置中。

    ・・・こうなると、福島の原子炉は全て廃炉覚悟で処置という事になりましょう。
    これは本土決戦、敗れれば首都が失陥する。
    手足を切り捨てても胴体を守るしかないでしょうな。

  4. どうも妙に3号機を海水漬けにする決断が早かったと思ったら・・・
    えらい情報を1つ取り逃がしていた。

    3号機はMOX燃料だ。
    ウランとプルトニウムが装荷されてる。

    既に放出されたセシウムもかなりひどいが、プルトニウムに比べると危険度のケタが違う。
    セシウムの半減期は30年、プルトニウムの半減期は2万4千年。
    甘かった。プルトニウムは数ある中で最悪の核汚染物質で、タチの悪さは超一級。
    α線が強いんで、極微量でも肺がんの元になる。

    3号機の冷却にしくじったら、もう石棺しか対処法がない。
    石棺にするのが遅れたら、東京を含む関東以北が通行不能の立ち入り禁止区域化する。
    正確に言えば、通行してもすぐには死にゃあしないが、肺がんリスクが跳ね上がるんで。
    あまりに少量でリスクになるんで、除染で完全に除ける保証がないんだ。

    米軍の救援隊が距離を取ったのはこれのせいだという話もあるが、バカに出来ん。

    もうこうなったら、どうあっても現場で踏ん張ってる連中の命を貰わねばならん。
    連中が3号機の冷却に失敗したら、そのまま石棺を作って死んでもらわねばならぬ。

    敗れれば、東京どころか日本の北半分が本当に失陥するぞ。

  5. ・・・・これは、何かのギャグなのか?
    1号機「爆発しました。しかし、問題ありません。」
    3号機「爆発しました。しかし、問題ありません。」
    2号機「爆発しそうなので、先に壁を壊します。」

    この世に、原発爆破ギャグなどというものが存在しえようとは、さすがに想定外・・。

    1. 言葉がない……。
      まぁ、今のところは経過を見まもるしかないですね……@@;
      こればっかりは。

      1. 2号機爆発、さらに4号機も爆発。
        インターネットでは「ギャグのように爆発する」と言うのがぐぐれるほどだ。

        普段なら少量の放射能の放出で大騒ぎしていたものが、
        もはや1日で絶対確実に死ねる4000ミリシーベルト/時の
        放射線量でも驚かんときた。
        (これは建屋のどこかに強い放射性を示すものがあったのが原因だという説明になっていたが・・・)

        「微量」「管理された放出」と言いつつ、2号機は格納容器破損で放射能が漏れつつあり、5,6号機もプールが怪しい。
        この調子では、残る5、6号機も爆発させるのではないか、東電は。

        東京都の調査によれば、都内でも既にセシウムが検出されているという(これは本当に極微量だが)。

        3号機の爆発時に作業中だった自衛隊員からは、
        「われわれは、安全だと言われて作業し、負傷した」
        こいつらもダマされたのかと思えば、どうも
        「われわれは放射線は防護できるが、安全だと言われて作業して爆発に遭遇しては・・」
        つまり、東電はいつもの作業員に指令する調子で、何も言わずに自衛隊を手駒に使おうとしたらしい。

        「東京に原発を」など、ブラックユーモアに近い原発本は昔からあった。
        しかし、この期に及んで協力し合うどころか、いつもの調子で人を騙そうとしている。
        いくら組織的に身についた事とはいえ、この状況が分かっているのか、東電の現場は。
        行ってるのは放射線防護の知識と装備を持つ連中だ。騙せるはずがあるか!!
        今、現場に張り付いている連中を失ったら、どうやって戦えばいいのだ・・・・。

  6. 状況は混沌としてなんともいえない。

    ほぼ判明しているのは、非常識に頑丈な格納容器も、弱いところがあったらしい事。
    また、そもそも格納容器に覆われていない使用済み核燃料の方はむき出しだという事。

    2号機の格納容器からは、少なくとも圧力抜けが起きている(1気圧になっている模様)。
    格納容器そのものはともかく、パイプ類や弁がやられた可能性がある。

    3号機の格納容器は、破損はしていないらしいが、4号機のプールから出る放射線のため、
    まともに接近できない。

    ヘリから水やホウ酸を投下しようという試みは、あまりの放射線の強力さで挫折。
    東電が起死回生を狙ってやった、電源復旧の策は・・・・
    ないよりはましだが、既に100%の効果は発揮しない。
    何故なら、2号機で破損した部分、サプレッションプールとは、ECCS(緊急冷却装置)の水源だからである。
    1号、3号などではECCSが効果的に使用できるだろうが、2号はECCSを使おうにも、
    もしサプレッションプールの底が抜けていれば、放水する水がない。
    (今はどんどん蒸発してしまうから、入れるはしから蒸気になってしまうようだが)
    今入っている海水も、塩分だけが残る形になると、しまいには水の流動を阻害するようになる。

    海水中のナトリウムが中性子を受けると、ナトリウムが二次放射能を帯びるため、
    (非常に強いγ線を出す、半減期十数時間の放射性同位体)
    成功しても現場の作業員の命は確実に削られる。

    ・・・確かに、これは戦争だ。
    敗れれば、国土の半分が失陥するか、首都が失陥する。
    数千万の首都圏住民の生活と、日本と言う国の中枢機能が失われる。

    だが、
    今、冷却に成功しても、吹っ飛んだ建屋、損傷したパイプ類、干上がりかけているプールなど、
    施設の全ては修理が必要な状態である。
    冷却に失敗すれば、日本の半分、場合によっては全土が放射能汚染されるのだが、
    ・・成功しても、あれを封印するためには、1000人の人柱が必要になる。

    今死地に行った連中は、自分の運命を知っている。
    そこにいればどうなるか知っている。
    明日、放水に出る警官隊も、現場に踏みとどまっている自衛官も、応援の米軍も、
    全てこのままでは自分たちがどうなるか、知っている。
    彼らが負ければ、われわれ自身が、緩慢に、苦痛に満ちた死を受け入れねばならない事を。

    人間相手以外の戦争が、こんなに悲惨だとは。
    こんなに非情だとは。

    こんな馬鹿なことがあるか。

  7. はじめまして。以前から作品を楽しませていただいておりました。

    今回の地震や原発について専門家のコメントを集めたサイトを発見したので、参考になるかと思い書き込ませていただきます。

    サイエンス・メディア・センター http://smc-japan.sakura.ne.jp/

    ここによると東京にまでは影響が及ばない可能性は高いと思われます。

    1. はい、私もだいたい類似のイメージをもっています(→東京までは影響がない)
      現在、人災の方がややこしい事になっていますが、いずれ落ち着くとも思っています。

      ありがとうございました。

  8. 状況は、何とか安定しつつある模様。

    電源さえ戻れば、復旧の見通しが立つ。
    不安定な状態は、何ヶ月も続こうが・・・・。

    原発さえ始末できれば、東北への道が開くのだが・・。

    1. マジで問題は原発だけなんですけどね(汗

      本当、イライラしても仕方ないのだけど気持ちは焦りますね(汗

  9. この件に関して原子力保安院の会見を観てたのだが、
    保安院:「必要とあればドライウェルを実行するだお」
     記者:「ドライウェルてなんでつか?」
    保安院:「今までサプレッションぷーるを通して吐き出してたもの(ウェットウェル)を、急ぎなのでそのまま吐き出すてことだお」
     記者:「そうすると、どうなるでつか?」
    保安院:「放射能100倍だお」
     記者:「おい、チョット待てゴルァ」
    保安院:「100倍でも健康に問題はないだお」
    というシーンのあと、本気でやる気かどうか東電に確認しに行って、
    保安院:「やらない事にしたそうだお」
     記者:「・・・・・(ホントかよ)」
    と言うシーンがあった。
    かなり露骨に、調査と称してその実制止したのではないかと思しき疑いがある。

    TVでは記者会見を最後まではやらないのだが、ニコ動ではやる。
    これは、メディア交代の象徴みたいなもんだと思う。

    今回、ニコ動ではTVでは不可能な、繰り返しのナマ動画放映と、TV各局の動画に対するリアルタイムの突っ込み(笑)を実現している。
    ちなみに、NHKは新時代に対応し、既にネットのブロードキャストに対して受信料を徴収する準備を完了している。
    http://www.insightnow.jp/article/6412
    うちには事実「TVがない」ので、受信料を払う必要だけはなかったのだが、PCを持っていない家は事実上ないので、今後NHKに対しては「払わない」と言う選択肢以外なくなることになるかも知れない。

    少々脱線したが、事態を再整理する。
    現在判明している状況を、本体と使用済み燃料プールに分けて記述:
    本体
    ▽1号機 少し危険 建屋× 容器○ 水量△ 冷却系× 海水入れたが依然、過熱中
    ▽2号機 少し危険 建屋○ 容器△ 水量△ 冷却系△ 電源復活で冷却系修復に向かう
    ▽3号機 かなり危険 建屋× 容器△ 水量△ 冷却系× 海水入れたが依然、過熱中
    ▽4号機 問題ない 建屋× 容器○ 水量- 冷却系△ 燃料がないので冷却系の必要なし
    ▽5号機 問題ない 建屋○ 容器○ 水量○ 冷却系○ 電源復活で安定
    ▽6号機 問題ない 建屋○ 容器○ 水量○ 冷却系○ 電源復活で安定

    使用済み燃料プール
    ▽1号機 不明 水量? 冷却系× 状態不明
    ▽2号機 不明 水量? 冷却系× 状態不明
    ▽3号機 少し危険 水量△ 冷却系× 総力を挙げて注水したが、まだ水は十分でない
    ▽4号機 少し危険 水量△ 冷却系× 注水したが、まだ水は十分でない
    ▽5号機 問題ない 水量○ 冷却系○ 電源復活で安定
    ▽6号機 問題ない 水量○ 冷却系○ 電源復活で安定

    共用燃料プール
    不明 水量? 冷却系× これは熱量が低いので差し迫った危機はないが、電源を戻す必要あり

    既に事態は後半戦に移った、と言うのが印象。
    前半の一触即発の状況と異なり、原子炉の熱出力が低下(出力7%だったのが1%に近づきつつある)したため、緊急冷却の必要性は下がった。
    まだ、予断を許さない状況ではあるが。

    冷却系がダウンした奴には全て、海水が入っている。
    これは、二次放射能を帯びる上機器の金属部分を腐食させるので、冷却系の復帰と共に、早急に真水と入れ替えて塩抜きする必要がある。
    冷却は1000日ほどは続けなければならないし、ナトリウムがγ線を出す状態では、作業者のパンクが早まるからである。
    今の状態のままでは、そもそも冷却がまともに行われない。
    ・・あと、一息で収束に移るのだが・・・。

  10. 水の汚染は、予測より早かったようだ。
    私が当初脅えていたのは(率直に言って、恐怖していた。冷静とは言えませんでしたが)、
    炉心溶融から水蒸気爆発を招き、格納容器が破損して核の灰が直接高空に放出される事だった。
    特に3号炉のMOX燃料が。

    現在発生しているのは、それに比較すると遥かに症状自体は軽い。
    若干量のヨウ素とセシウムが放出されているとは言え、それが首都圏に大きな影響を与えるまでには、まだまだ時間があるものと考えていた。

    乳幼児は、成人より遥かに許容量は少ない。そいつは、頭になかった・・・。

  11. 現実がぶっ飛びすぎている事に疲れた。

    ついでに、存在しないかのごとき自分自身にも。

  12. ども、反応が盛大に遅れてます。
    なんか、ここしばらくバタバタしてます。
    当分は日常の方も落ち着かない悪寒。
    さて、

    >> 現実がぶっ飛びすぎている事に疲れた。

    同意ですorz

    実はここ二週間ばかり、本社呼び出しで出張したり言ったり来たり色々でした。
    (過去形じゃないけど……戻ってはきたけど明日もわからない状況ですし)
    この土日はようやく時間が空いたので、今度は単車の整備。
    (いざという時に動けるようにって事なんだけど、
    本当に「いざという時」は都内から脱出する幹線道路はほとんど閉鎖なんですけどね ^^)
    いま現在も頻繁に実家などとやりとりが続いています。

    ただ、単車でちょっと駆け回っていると違った印象も出てきます。

    車上から見ていると自転車もバイクも皆いつも通りなんですよね。
    長距離のロード自転車軍団までいつもどおり。
    お店もそう。
    電車が止まるようなところ、主婦がくるようなところは買い占めがあるけど、
    そういうとこから外せば大抵のものは普通に買える。
    ちょっと見て無くても、アシはあるんだから探せばいい。
    当たり前だ。放射能はともかくここは被災地じゃないんだから。
    燃料屋もそう。並んでいるとこなんかとっくの昔になくなってる。
    今も残る影響はガソリンの値段くらい。

    「やばいのは事実だ。だが今日をまず生きろ、話はそれからだ」って事らしい。
    なるほどとヘルメットのあごひもを締め直しました。

  13. 想定内の景色ではあるけど、現実になってしまうと、あまりいい気持ちはしないですね。全くの荒野なら別だけど、民家があり本来は町であるはずのところなのが特に。

  14. 想定は出来た。
    しかし、想像はできなかったよ。

    だが、見てしまえば次の段階を想像できるようになる。

    この事態が続けば、次第に多くの土地が「人間のいない場所」になり・・・
    そして最後には、日本の中央部は空白で埋め尽くされる事になるのだ。

    どこまで広がるか・・・

  15. 福島側からはいわき、宮城側からは亘理まで電車で行けた。

    仙台空港付近のゼロメートル地帯の破壊っぷりは、歩き回って確認してみた。

    正直に言って、水が来た所と来なかったところの破壊の度合いが違いすぎます。
    電柱が流木のように流されてるわ、家は土台から流出してるわ。

    生き残った家があっても、壁は水圧で抜かれて柱だけになってるわ。

    放射能の害は、現在の状況では福島県内でも別段こわくはない。
    われわれの年齢だと、10KM圏内ですら、短時間の滞在ならダメージを受けるほどではない。

    さらに北の状況は想像するほかないが、首都圏から比較的簡単に行ける地域内でも、
    沿岸部と内陸部には圧倒的な破壊度の差と、それでいて物流などに生じた被害からの不公平感がある。
    (内陸部は物流が回復せず、沿岸部に援助が集中する事に不平を持ち、そもそも沿岸部ががブラックホール状態で情報がほとんどないため、何が起きているのか想像できていない)
    現地を回った時、それに対する声高な不平も聞く事ができた。

    思えば、同じ県といえども、沿岸部の漁業従事者と、内陸部の物流・工場・農業従事者との間には、ライフスタイルから生じた世界観の差すらあったのではないか?

    東北には多くの工場もある。
    しかし、沿岸部の物流の中核である国道6号が原発の影響で使えないため、沿岸部周りの物流は大きく阻害され、避難所へ物資を届けるために内陸部の物流は大きく滞っている。
    福島は県庁所在地が内陸部だが、仙台は沿岸もいいところにあるにも関わらず、原発が通せんぼしているために物流が十分でない。

    ところが、現地ではそうした状況の情報すら、滞っている。
    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

    地図を見て、そこに物流と金と人の動きを想像するには、鍵となる情報を思い浮かべ、数字を生きたものとして扱う才能が要る。
    それがなければ、筋道立ててグラフィックで情報を読み解ける状態に編集してやる必要がある。

    デジタル・ディバイドがある上の世代には、そうした情報の流通すら滞っているのだ。

    一つの町内ですら、亘理町の沿岸部は破壊されても、鉄道が無事動いている地域には一見、震災の影響が見えない(人の動きが少なく、物資が届かない影響でお店の様子がおかしいくらいで)。

    既に阪神で見て来た構造だが、「情報と物流が滞る時、人々も分裂する」有機的な結びつきが絶たれた集団の間には、キレツ大百科が発行されるのである。

    予算は有限である。
    次の段階では、限られた資金とリソースと土地(有効利用できる土地)の分捕り合戦が始まる。
    東北は、阪神と同じ方法では再建できない(そもそも阪神も、再建されたのではなく、整理されたのである。潰れる会社も出た。壊れたものはもとの形には戻らない。直接的に失った資産が全部保障されるわけでもない。やられた者は、何らかの不利益を蒙ったのだ。その全部が魔法のように戻ったわけがないのだ)。

    嫌な匂いがする。

    1. おつかれさまです。

      元々、(※)R6自体が東京から宮城県方面へのバイパスとして機能していたわけで、これが通せんぼを喰らっている状況は想像するに余りある。他のルートではR6の代わりはできないし同じ理由で現地の海運もとっくの昔に廃止されていて長距離航路しか残ってないわけで、特に原発以北で昔の本が言うところの『ミニ東京化しているエリア』すなわち仙台周辺までの地域の損害は単なる外見ではとどまらないものがある。むしろ本番はこれからだろう。
      なお、東北の深奥部、つまり青森などは首都圏との隔絶の影響を受けない。四号線や東北道が生きているし、そもそも彼らは首都圏からの物流にあまり依存していない。唯一心配なのは青森県北部で、ここいらは以前は恐山を下北に擁するだけの超過疎地であり車道にも乏しく、沿岸住民の物流はもっぱら船で北海道沿岸からもたらされていた。この図式は道路が拡充された現在も生きており、小さな集落になればなるほど船に頼っている。だから津波の影響(特に船の被害)が懸念されるが、そもそも北国の海辺の村落というのは南の人間には信じられないくらい孤立・隔絶に強い。岩手や宮城・福島のような事にはおそらくなっているまい。

      地震より津波の被害が半端ないのはわかる。この目でみた衝撃はまたレベルが違うと思うが、それを抜きにしても日本の近代建築が執拗なほどに耐震にこだわるのは伊達じゃない。平時でも全世界の地震の七割がこの小さな国で起きているほどの超地震国なんだから。

      ただ、地震にはある程度対応できても津波対策には限度があります。水圧で壁が全部抜かれた建築物の写真や映像を随分見たが、あれは無理もない。水のエネルギーやパワーは真っ正面から立ち向かう種類のものではないです。受け流す技術をもっと発達させるか、港湾関係以外はすべて高台の上に作るしかないでしょう。

      あと個人的には、東北ばかり騒がれて千葉県外房の北半分と茨城が忘れられているのも気になる。外房南部は元々平地が西伊豆のように少なく裏がすぐ山だったりするためか津波の被害は少ないとされているが北上して利根川に近づくとその限りではなく、ましてや茨城は相当の被害が出ているというのに。

      とにかく、お疲れ様でした。

      —————
      (※: 本来は違うのかもしれないが現状そうなっていた。R4の方がたぶん全国的にはメジャーだが、そちらは岩手以北ひいては北海道南部にもつなぐものであって南東北地域はおまけでしかなかった。これは物質面だけでなく精神的にも影響があったようで、実際に両者をバイクで回った時にそれを強く感じた。また、同様の記述は20世紀の自転車ツーリング本にも見られ、私が当時精神的バイブルとして読んだ自転車旅行記の本にも仙台方面までのミニ東京化現象として興味深く書かれている)

  16. 北関東に関してですが:
    今回は4日間首都圏に居たので、
    1日目 夜到着して宿泊
    2日目 沿岸ルートで茨城側から福島県(いわきまで)
    3日目 内陸ルートで宮城側から仙台、亘理、仙台空港周辺
    4日目 帰還
    となりました。

    地図の中心部に空白を抱えた感じ、というのは、南北両側から見たにも関わらず、実際に調べられた部分が「点」の集まりで、面どころか線として認識できるだけの情報量にも足りないと言う事です。

    茨城の被害について言えば、確かに被害を受けた区域には圧倒的な津波の威力で、中身がなくなった家などが散見されましたし、湾岸部の道路や護岸部分が切り取られたように消失し、その後直された跡などが見えました。

    問題は、阪神区域に居住していた人間であれば、ある程度肌で知っていた問題が、非常に拡大された形で存在している事です。

    北関東一円、特に沿岸部の茨城も被害は受けています、確かに。
    しかし、今回の場合、阪神よりも被害の有無のコントラストが非常にシャープで、被害が少ない地域にあっても水が来た部分にあった家屋などは「消滅」、被害が大きい地域にあっても水が来ていない部分の修復は既に終わっている(重機が使える場合の日本人の修復能力は圧倒的)ほど、差がある。

    足で稼げた範囲では情報が得られなかったため、千葉と茨城の「液状化現象」での被害に関する情報は、ニュースで分かるレベルに留まります。

    それ以外の部分では、見たところ沿岸部が受けた打撃のレベルは、やはり茨城と福島以北では大きく差がある。
    地震源はやはり三陸沖から宮城までが強力で、茨城はやや内陸に入っているため、津波の威力にかなりの差があった。
    沿岸部をずっと見ましたが、要は茨城の場合、強力な津波を予期していなかったため、護岸のレベルが三陸に比べて低く、波打ち際に等しい地域にあった家屋や沿岸道路が文字通り切り取られたようにやられたと見た。

    つまり、
    (1)直接的な地震の被害
    これは内陸部及びそれ以外の被害を受けなかった地域で顕著だが、今回は短期間で修復がかなり進んでおり、長期的な影響は少ない。
    (報道する暇もないほど突貫で修復している模様)
    但し公共物は良いが、資産にダメージを受けた人(破壊された家屋、ダメージを受けた施設)の場合、修復しようにも厳しい状況に置かれる。
    仙台付近で見聞した人々の「不満感」には、目立つ津波での被害以外に、自分たちの受けた被害が全く報道も援助もされない点が作用している。

    「全体」で見ればこの種のダメージは小さいが、これでジリ貧に陥る人もいるというレベル。
    「たまに自力救済が難しい人が出る」レベルと見る。
    地域全体から見るとボディーブローのように効く。

    (2)液状化現象の被害
    これは北関東沿岸部など、地盤に問題のある地域で顕著だが、首都圏に近い部分では修復進行中。
    沿岸部道路などは、ある程度修復されていた様子を確認できる。
    人口密度の関係もあって、北関東ではライフラインそのものよりも家屋に対するこれの被害が大きかったらしく、政府も一応考慮する様子を見せている。

    正直、首都圏付近でしかも地域限定。
    経済的にはかなり大きいが、関東以北のブラックホールっぷりに比べると、相当軽い気が。
    確かに、(1)同様それで自力救済不能の状況に陥る人もいるのだが、行政的にはまだ救える。
    救いようがある。
    そこのところを救えないのは政治の貧困と言う気はする。

    (3)津波の被害
    地形効果と護岸レベルにより被害が千差万別。
    内陸部には全く被害が及ばないが、沿岸部で水が来たところは文字通り壊滅。
    家も道路も職場も全部なくなる威力。
    こちらは2ヶ月ほども経っているのに陸路では歩かねば接近できない地域があり、破壊された地域では生活が成り立たない。
    これは行政が救わないとどうしようもない。

    ・・・で、その行政が内陸部と沿岸部の間の「キレツ大百科」により二つに裂かれるのではないか、というのが実際に見て来た感じによる「嫌な匂い」。

    同じ中核都市でも、九州の福岡、関西の大阪、北海道の札幌に比べると、仙台の空気は遥かに東京に近い。
    仙台だけではなく、見て来た限りではいわきも中心部はミニ東京です。
    つまるところ、物流や資本が「首都圏の論理」で動くところは全て東京化する。
    また、その周辺区域で「工場中心」の生産をやっているところは、言ってみれば「東京の臨海工業地域化」する。
    やはり、人口密度と気候、東京からのアクセスの差とは思います。
    新幹線や高速で行く場合、仙台は群馬の深部に行くよりもよほど東京からの時間的距離は近い。

    あの「東京化」のレベルからして、仙台を中核都市として復興を図る場合、その論理は
    「内陸部中心」
    のものになるのではないか、と言う気がする。
    最初は被害の悲惨さを見て同情もした。
    しかし、今もう既に、「自分たちも被害は受けたのに、あちらばかり」と言う状況に移行しつつある。
    その上、予算的にも県レベルであれば、内陸部の比重が高く、予算配分にはそちらの意向が強く反映せざるを得ない。

    ・・・とはいえ。
    逆に、あれだけの規模となると、下手に「地元の声を聞いて」再建を図らないほうがいいとは思う。

    足で稼いで見て思った。
    これは、個人が頭の中に「状況地図」を描ける規模を遥かに超えている。
    1000年前より威力のあった津波、増えた人口、意外に重要な施設の破壊っぷり、入り組んだ権利と利権。

    情報は届かず、各人が「我が身の受けた被害」にしか目が行かない。
    歩き回っても、得られるのは「個の限界と無力」に関する実感である。
    見て取れる状況が文字通り「点」に過ぎぬ。
    ほんの数キロメートル四方の状況ですら、掴みきれぬ。
    にもかかわらず、被害が及んだ区域は、1000キロほどにも及ぶ。
    目を凝らしても、その「数十万分の一」しか知りえぬ。
    規模が大きすぎて、状況を頭の中の一枚の地図にまとめる事ができない。

    しかし、その「頭の中の地図」に状況が入らなければ、適切な方策など打てぬのが人間。

  17. これに関しては:
    現地を動いた、ほとんどルポライターが素直に認めていますが・・

    阪神の時は、縦一線30kmほどの範囲がやられただけです。
    今回は、直径500km(縦深1000km)ほどの区域が、水が来たか来ないか、地震が強かったか弱かったかで千差万別のやられ方をしている。

    阪神の時、私は初日にやられた地域の縦深を突っ切って、ある程度被害地図を頭の中に描き得た。
    しかし、今回はまる4日近く移動していて、調べ得た領域はほぼ「点」です。

    たとえ発生からの2ヶ月間、全部現地を回っていたとしても、頭の中の地図に実像に近いものを描き出す事はほとんど不可能であったでしょう。

    それでも、機会があるうちに「見るべきものは見て」おくべきと、お勧めします。
    その「わからなさ」故に。

    自分の頭の中に納め得るものが、どれほど小さいかを認識するために。
    「分からないのだ」と言う事を理解するために。

    そしておそらくは、生き延びるためにです。

    「次」がある、その匂いがするからです。

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